Apache HTTP サーバ バージョン 2.4
翻訳済み言語: ja
説明: | リクエストされたファイルの拡張子とファイルの振る舞い (ハンドラとフィルタ)、内容 (MIME タイプ、言語、文字セット、エンコーディング) とを関連付ける |
---|---|
ステータス: | |
モジュール識別子: | mime_module |
ソースファイル: | mod_mime.c |
このモジュールは拡張子を使っていろいろな「メタ情報」をファイルに 関連付けるために使用されます。この情報はドキュメントのファイル名と MIME タイプ、言語、文字セット、エンコーディングとを関連付けます。 この情報はブラウザに送られますし、複数のファイルの中からユーザの好みの ものが選ばれるように、コンテントネゴシエーションでも使われます。 mod_negotiation をご覧下さい。
TypesConfig
ディレクティブは拡張子を MIME タイプにマップするファイルを指定するために使用されます。
さらに、mod_negotiation
が Multiviews のマッチをとるときに 考慮するようにできます。
mod_mime
により定義された ファイル名の拡張子のマッピングすべてを上書きします。
ファイルのメタ情報を変えても Last-Modified
ヘッダの値は変わらないことに注意してください。ですから、 それらを変更した場合は、クライアントやプロキシで以前にキャッシュされた コピーがそのときのヘッダとともに使われる可能性があります。 メタ情報 (言語、コンテントタイプ、文字セット、エンコーディング) を 変更したときは、すべての訪問者が正しいコンテントヘッダを 受け取るように、影響を受けるファイルに 'touch' コマンドを実行する (最終更新日を更新する) 必要があるかもしれません。
ファイルは複数の拡張子を持つことができ、拡張子の順番は通常は関係ありません。例えば、ファイル welcome.html.fr
がコンテントタイプは text/html
に、言語はフランス語にマップされる場合、welcome.fr.html
もまったく同じ情報にマップされます。 同じメタ情報にマップされる拡張子が複数あるときには、言語と コンテントエンコーディングを除いて、 右側にあるものが使用されます。たとえば、.gif
が MIME タイプ image/gif
にマップされ、.html
が MIME タイプ text/html
にマップされる場合は、ファイル welcome.gif.html
は MIME タイプ text/html
に関連付けられます。
リソースに複数の言語やエンコーディングを関連付けること ができるため、 コンテントエンコーディングは前のものに追加されていきます。 たとえば、ファイル welcome.html.en.de
は Content-Language: en, de
と Content-Type: text/html
として送信されます。
複数の拡張子のあるファイルが mod_imagemap のイメージマップファイルとして扱われることになります。
ファイル名のドット区切りでの最後の部分を使って、 特定の部分のメタデータにマッピングしたい場合は、 Add*
ディレクティブは使わないでください。 たとえば foo.html.cgi
を CGI スクリプトとして処理したいけれども、 bar.cgi.html
は CGI スクリプトとしては処理したくない場合、 AddHandler cgi-script .cgi
とする代わりに 次のようにしてください
<FilesMatch \.cgi$> SetHandler cgi-script </FilesMatch>
特定の MIME タイプ のファイルはインターネットでの転送を簡単にするために、 さらに符号化することができます。これは通常は gzip
の ような圧縮のことを指しますが、pgp
のような暗号化や、 バイナリファイルを ASCII (テキスト) 形式で送るために考案された UUencoding のことを指すこともあります。
HTTP/1.1 RFC 14.11 節では次のように記述されています。
Content-Encoding エンティティヘッダフィールドはメディアタイプの 修飾子として使われます。それが存在していれば、値はエンティティボディに どの追加の符号化が適用されたかを示し、Content-Type ヘッダフィールドに 書かれているメディアタイプを得るためにどの復号機構を適用すべきか、も 示していることになります。Content-Encoding は主に、元のメディアタイプの 同一性を失うことなくドキュメントを圧縮することを可能にするために 使用されます。
複数のファイル拡張子 (複数の拡張子については 上の節 を参照) 使うことで、 ファイルのタイプやエンコーディングを指定することが できます。
たとえば、Microsoft Word のドキュメントがあり、サイズを小さくするために pkzip されているとします。.doc
拡張子が Microsoft Word の ファイルタイプと関連付けられていて、.zip
拡張子が pkzip ファイルエンコーディングと関連付けられていると、ファイル Resume.doc.zip
は pkzip された Word ドキュメントである ということがわかります。
クライアントのブラウザにエンコーディング方法を知らせるために、 Apache はリソースと共に Content-Encoding
ヘッダを 送ります。
Content-encoding: pkzip
ファイルタイプとファイルエンコーディングの他に重要な情報は ドキュメントの書かれている言語と、どの文字セットでファイルが表示 されるべきか、というものです。たとえば、ドキュメントはベトナムの アルファベットやキリル文字で書かれていて、そのように表示される 必要があるかもしれません。この情報もまた、HTTP ヘッダで 送信されます。
文字セット、言語、エンコーディング、mime タイプはすべて コンテントネゴシエーション (MultiviewsMatch
ディレクティブを 使うことでマッチの 処理に含めることも外すこともできます。
さらに情報を伝えるために、Apache は文書の言語を Content-Language
ヘッダで送ることもあります。 また、情報を正しく表示するために使用すべき文字セットを示すために Conten-Type
ヘッダに情報を追加することもあります。
Content-Language: en, fr
Content-Type: text/plain; charset=ISO-8859-1
言語の指定は二文字の短縮形で行なわれます。charset
が 使用すべき文字セットの名前です。
説明: | ファイル名の拡張子を指定された文字セットにマップする |
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構文: | AddCharset charset extension [extension] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
AddCharset
ディレクティブは、 与えられた拡張子を指定された charset にマップします。charset は、拡張子 extension を含んでいるファイル名の MIME charset パラメータです。新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、同じ拡張子 extension のためのマッピングを上書きします。
AddLanguage ja .ja
AddCharset EUC-JP .euc
AddCharset ISO-2022-JP .jis
AddCharset SHIFT_JIS .sjis
この場合、ドキュメント xxxx.ja.jis
は charset が ISO-2022-JP
の日本語のドキュメントとして扱われます (xxxx.jis.ja
も同様)。AddCharset
ディレクティブは、ドキュメントが適切に解釈され表示されるように、 ドキュメントの charset の情報をクライアントに教えるために役に立ちます。 また、サーバがクライアントの charset の優先度に基づいて複数のドキュメントの中からドキュメントを選ぶコンテントネゴシエーションのためにも役に立ちます。
引数 extensionは大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、 extensionはそれぞれと比較されます。
説明: | ファイル名の拡張子を指定されたエンコーディング にマップする |
---|---|
構文: | AddEncoding MIME-enc extension [extension] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
AddEncoding
ディレクティブは、 与えられた拡張子を指定されたエンコーディングにマップします。 MIME-enc は、拡張子 extension を含んだドキュメントに使用する MIME エンコーディングです。 この新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、 同じ拡張子 extension のためのマッピングを上書きします。
AddEncoding x-gzip .gz
AddEncoding x-compress .Z
これは、拡張子 .gz
を含むファイル名が x-gzip
エンコーディングを使ってエンコードされていることと、拡張子 .Z
を含むファイル名が x-compress
でエンコードされていることを指定します。
古いクライアントは x-zip
と x-compress
が返ってくることを期待しますが、標準規格ではそれぞれ gzip
と compress
と等価であることになっています。Apache は、コンテントエンコーディングの比較をするときには、先頭にある x-
を無視します。Apache がエンコーディング付きで応答を返すときは、クライアントが要求した形式 (すなわち、x-foo
や foo
) を使用します。要するに、この二つのエンコーディングの場合は常に x-gzip
と x-compress
を使うべきである、ということです。deflate
のようなより新しいエンコーディングでは、x-
なしで指定してください。
引数 extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、 extensionはそれぞれと比較されます。
説明: | ファイル名の拡張子を指定されたハンドラにマップする |
---|---|
構文: | AddHandler handler-name extension [extension] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
拡張子 extension が名前にあるファイルは指定された handler-name に扱われます。 この新しいマッピングは既にある他のマッピングに追加され、 同じ拡張子 extension のためのマッピングを上書きします。たとえば、拡張子 ".cgi
" で終わるファイルを CGI スクリプトとして扱いたいときは、以下の設定をします。
AddHandler cgi-script .cgi
これを apache2.conf ファイルに記述することで、拡張子 ".cgi
" のファイルは CGI プログラムとして扱われます。
引数 extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、 extensionはそれぞれと比較されます。
説明: | ファイルの拡張子をクライアントのリクエストを処理する フィルタにマップする |
---|---|
構文: | AddInputFilter filter[;filter...] extension [extension] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
AddInputFilter
はファイルの拡張子 extension をクライアントのリクエストや POST がサーバに来たときに 処理をするSetInputFilter ディレクティブも 含め、他の場所で定義されているフィルタに加えられます。 このマッピングはすでにあるものより優先されてマージされ、 同じ extension に対する既存のマッピングを上書きします。
複数のfilterを指定するときは、データを処理する順番にセミコロンで 繋いで書く必要があります。filter は大文字小文字を区別しません。
引数 extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、 extensionはそれぞれと比較されます。
説明: | ファイル名を指定された言語にマップ |
---|---|
構文: | AddLanguage MIME-lang extension [extension] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
AddLanguage
ディレクティブは、与えられた拡張子を指定された content language にマップします。MIME-lang は、拡張子 extension を含んでいるファイル名の MIME における言語です。 この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子 extension のためのマッピングを上書きします。
AddEncoding x-compress .Z
AddLanguage en .en
AddLanguage fr .fr
この場合、xxxx.en.Z
ドキュメントは compress された英語のドキュメントとして扱われます (xxxx.Z.en
も同様)。content language はクライアントに通知されますが、 ブラウザがこの情報を使うことはおそらくありません。 AddLanguage
ディレクティブは、サーバがクライアントの言語の優先度に基づいて複数の ドキュメントの中からドキュメントを選ぶコンテントネゴシエーションのためにより役に立ちます。
複数の言語が同じ拡張子に割り当てられているときは、 最後のものが使用されます。すなわち、次のような場合、
AddLanguage en .en
AddLanguage en-gb .en
AddLanguage en-us .en
拡張子 .en
のあるドキュメントは en-us
として扱われます。
引数 extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、 extensionはそれぞれと比較されます。
説明: | ファイル名の拡張子をサーバからの応答を処理するフィルタに マップする |
---|---|
構文: | AddOutputFilter filter[;filter...] extension [extension] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
AddOutputFilter
ディレクティブは 拡張子 extension をサーバの応答がクライアントに送られる 前に処理するAddOutputFilterByType ディレクティブ を含め、他の場所で定義されているフィルタに加えられます。 この新しいマッピングは既にあるマッピングに追加され、同じ拡張子 extension のためのマッピングを上書きします。
例えば、以下の設定はすべての .shtml
ファイルを SSI で処理し、 その出力を mod_deflate
を使って圧縮します。
AddOutputFilter INCLUDES;DEFLATE shtml
複数のフィルタを指定するときは、データを処理する順番にセミコロンで 繋いで書く必要があります。filter は大文字小文字を区別しません。
引数 extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、 extensionはそれぞれと比較されます。
説明: | ファイル名の拡張子を指定されたコンテントタイプにマップ |
---|---|
構文: | AddType MIME-type extension [extension] ... |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
AddType
ディレクティブは、 与えられた拡張子を指定されたコンテントタイプにマップします。 MIME-type は拡張子 extension を含んだドキュメントに使用する TypesConfig ディレクティブを参照) に無いマッピングを追加するために使用することができます。
AddType image/gif .gif
あるいは、ひとつのディレクティブで複数のファイル拡張子を指定する場合:
AddType image/jpeg jpeg jpg jpe
TypesConfig
ファイルを変更するのではなく、AddType
ディレクティブを使って追加することが推奨されています。
引数 extension は大文字小文字を区別せず、 最初のドットはあってもなくても構いません。 ファイル名は複数の拡張子を持つことができ、 extensionはそれぞれと比較されます。
説明: | あるスコープのすべてのファイルを指定された言語に 設定する |
---|---|
構文: | DefaultLanguage MIME-lang |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
DefaultLanguage
ディレクティブは、Apache がディレクティブのスコープ (例えば、その時点の AddLanguage
で設定される .fr
や .de
) のない全てのファイルを、指定された MIME-lang 言語であるとみなすようにします。 これにより、すべてのファイル名を変えることなく、 ディレクトリがオランダ語のコンテントを含んでいる、 というようなことを指定することができます。 拡張子を使用して言語を指定する方法と違い、 DefaultLanguage
は一つの言語しか指定できないことに注意してください。
DefaultLanguage
ディレクティブが有効でなく、ファイルに AddLanguage
で設定された言語の拡張子がないときは、 ファイルには言語属性がないとみなされます。
DefaultLanguage en
説明: | path_info コンポーネントをファイル名の一部として扱うように mod_mime に通知する |
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構文: | ModMimeUsePathInfo On|Off |
デフォルト: | ModMimeUsePathInfo Off |
コンテキスト: | ディレクトリ |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | Apache 2.0.41 以降 |
ModMimeUsePathInfo
ディレクティブは、 mod_mime
の持つディレクティブを リクエストに適用させるために、ファイル名と path_info
URL コンポーネントを結合させるために使用します。 デフォルトでは「 Off
」で、path_info
コンポーネントは無視されます。
このディレクティブは、バーチャルファイルシステムを使用している際に 推奨されるディレクティブです。
ModMimeUsePathInfo On
/bar
が存在して (foo.shtml は存在しない) ModMimeUsePathInfo
が On
であるとして、 /bar/foo.shtml
に対するリクエストを発行した場合、 mod_mime
は入ってきたリクエストを /bar/foo.shtml
として扱い、 AddOutputFileter INCLUDES .shtml
のようなディレクティブは INCLUDES
フィルタをリクエストに付加させます。 ModMimeUsePathInfo
が設定されなければ、 INCLUDES
フィルタは付加されません。
説明: | MultiViews でのマッチングの検索に含ませる ファイルのタイプを指定する |
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構文: | MultiviewsMatch Any|NegotiatedOnly|Filters|Handlers [Handlers|Filters] |
デフォルト: | MultiviewsMatch NegotiatedOnly |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル, バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
MultiviewsMatch
を使用することで、 mod_negotiation の Multiviews に 3 種類の異なる挙動をさせることができます。 Multiviews を使用すると、ファイル (例 index.html
) に対するリクエストに対して、ネゴシエーションする拡張子がベースに付いたもの (index.html.en
, index.html.fr
や index.html.gz
) をマッチさせることができます。
NegotiatedOnly
オプションでは、ベース名に続く拡張子全てが コンテントネゴシエーションで mod_mime
が認識する拡張子 (例 文字セット、コンテントタイプ、言語やエンコーディング) に関連付けられていなければなりません。これは副作用の最も少ない 最も的確な実装で、デフォルトになっています。
ハンドラとフィルタの両方もしくは片方と関連付けられた拡張子を含めるには、 MultiviewsMatch
ディレクティブに Handlers
, Filters
またはその両方のオプションをセットします。 もし他の条件が同じであれば、最も小さいファイルが送信されます。 例えば、500 文字の index.html.cgi
と 1000 バイトの index.html.pl
であれば、.cgi
のファイルが優先されます。.asis
ファイルを利用しているユーザは、 .asis
ファイルが asis-handler
に関連付けられているときには、 ハンドラオプションの使用を好むでしょう。
最後に、mod_mime
が認識しない拡張子であろうとも、 どんな拡張子でもマッチさせる Any
が使用できます。 この挙動は Apache 1.3 のときと同じもので、予期しない動作、例えば .old
や .bak
ファイルといったウェブマスタが送信を意図していない ファイルを送信する、といった動作を行なう可能性があります。
例えば次の設定では、ハンドラやフィルタが Multiviews に参加することが できますし、未知のファイルは除外することができます。
MultiviewsMatch Handlers Filters
説明: | ファイルの拡張子に関連付けられたすべての文字セット を解除する |
---|---|
構文: | RemoveCharset extension [extension] ... |
コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | 2.0.24 以降で使用可能 |
RemoveCharset
ディレクティブ は与えられた拡張子に関連付けられた文字セットを取り消します。 これにより、サブディレクトリにある .htaccess
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイル から継承した関連付けを取り消すことができます。例えば:
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
RemoveCharset .html .shtml
説明: | ファイルの拡張子に関連付けられたすべてのコンテントエンコーディング を解除する |
---|---|
構文: | RemoveEncoding extension [extension] ... |
コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
RemoveEncoding
ディレクティブは、 与えられた拡張子に関連付けられたエンコーディングを取り消します。 これにより、サブディレクトリにある .htaccess
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイルから継承した関連付けを 取り消すことができます。
AddEncoding x-gzip .gz
AddType text/plain .asc
<Files *.gz.asc>
RemoveEncoding .gz
</Files>
これは、foo.gz
は gzip でエンコードされていることを指定しますが、foo.gz.asc
はエンコードされていないプレーンテキストの ファイルであるということを指定します。
RemoveEncoding
は AddEncoding
ディレクティブの後で処理されますので、 同じディレクトリの設定中に両方が現れると、 後者の効果が打ち消される可能性があります。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
説明: | ファイルの拡張子に関連付けられたすべてのハンドラを 解除する |
---|---|
構文: | RemoveHandler extension [extension] ... |
コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
RemoveHandler
ディレクティブ は与えられた拡張子に関連付けられたハンドラを取り消します。 これにより、サブディレクトリにある .htaccess
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイル から継承した関連付けを取り消すことができます。たとえば:
AddHandler server-parsed .html
RemoveHandler .html
これは、/foo/bar
ディレクトリの .html
ファイルは SSI (mod_include
モジュール参照) ではなく、 普通のファイルとして扱われるようにする効果があります。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
説明: | ファイル拡張子に関連付けられた入力フィルタを解除する |
---|---|
構文: | RemoveInputFilter extension [extension] ... |
コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | 2.0.26 以降で使用可能 |
RemoveInputFilter
ディレクティブは 指定されたファイル拡張子に関連付けられた入力フィルタを解除します。 これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから 継承した関連付けを サブディレクトリ内において .htaccess
ファイルで取り消すことができます。
extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、 最初のドットはあってもなくても構いません。
説明: | ファイル拡張子に関連付けられた言語を解除する |
---|---|
構文: | RemoveLanguage extension [extension] ... |
コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | 2.0.24 以降で使用可能 |
RemoveLanguage
ディレクティブは 指定されたファイル拡張子に関連付けられた言語を解除します。 これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから 継承した関連付けを サブディレクトリ内において .htaccess
ファイルで取り消すことができます。
extension 引数は大文字小文字を区別しません。また、 最初のドットはついてもつかなくても構いません。
説明: | ファイル拡張子に関連付けられた出力フィルタを解除する |
---|---|
構文: | RemoveOutputFilter extension [extension] ... |
コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
互換性: | 2.0.26 以降でのみ使用可能 |
RemoveOutputFilter
ディレクティブは 指定されたファイル拡張子に関連付けられた出力フィルタを解除します。 これを利用することで、親ディレクトリやサーバ設定ファイルから 継承した関連付けを サブディレクトリ内において .htaccess
ファイルで取り消すことができます。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
RemoveOutputFilter shtml
説明: | ファイルの拡張子と関連付けられたコンテントタイプを 解除する |
---|---|
構文: | RemoveType extension [extension] ... |
コンテキスト: | バーチャルホスト, ディレクトリ, .htaccess |
上書き: | FileInfo |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
RemoveType
ディレクティブは与えられた拡張子の MIME タイプ の関連付けを取り消します。これにより、 サブディレクトリにある .htaccess
ファイルが親ディレクトリやサーバの設定ファイルから継承した 関連付けを取り消すことができます。たとえば:
RemoveType .cgi
これは /foo/
ディレクトリ以下の .cgi
ファイルの特別な扱いを取り消します。ファイルは DefaultType
として扱われます。
RemoveType
ディレクティブは AddType
ディレクティブの後に処理されますので、 両方が同じディレクトリの設定中に現れた場合、 後者の効果が打ち消される可能性があります。
extension は大文字小文字を区別しません。 また、最初のドットはあってもなくても構いません。
説明: | mime.types ファイルの位置 |
---|---|
構文: | TypesConfig file-path |
デフォルト: | TypesConfig conf/mime.types |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | |
モジュール: | mod_mime |
TypesConfig
ディレクティブは、 AddType で 上書きする、という方法で apache2.conf
を簡略にします。 mime.types
はサーバをアップグレードしたときに 置き換えられるかもしれないので、そのファイルを直接 編集しないでください。
ファイルは、AddType
ディレクティブの引数と同じ形式の行で構成されます。
MIME-type [extension] ...
拡張子の大文字小文字は区別されません。空行やハッシュ (`#') で始まる行は無視されます。
mime.types
ファイルに新たなものを登録するように Apache HTTP Server Project にリクエストしないでください。 category/x-subtype
のリクエストは自動的に却下されますし、 言語や文字セットの名前空間で既に使用されていて、衝突の可能性のある 2 文字の拡張子も却下されます。
翻訳済み言語: ja