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Apache HTTP Server の停止と再起動 5c3843

翻訳済み言語:  tr 

この文書では Unix に類似したシステムでの Apache HTTP Serverの停止と再起動について扱っています。 Windows NT, 2000, XP ユーザはコンソールアプリケーションとして httpd を実行するで、 これらのプラットホームでの使用方法をご覧下さい。

 Apache!

参照 493q1h

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イントロダクション 6l73h

Apache HTTP Server を停止したり再起動したりするためには、実行されている WINCH です。これらの説明については続きをご覧下さい。

親プロセスにシグナルを送るには、 次のようなコマンドを発行して下さい:

kill -TERM `cat /usr/local/apache2/logs/httpd.pid`

httpd に渡します。

httpd にシグナルを送った後、 実行状況を次のコマンドで読むことができます:

tail -f /usr/local/apache2/logs/error_log

ここに挙げた例は、各自の PidFile の設定に適合するように適宜修正して下さい。

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急な停止 3u5c45

シグナル: TERM
apache2ctl -k stop

TERM あるいは stop シグナルを親プロセスに送ると、即座に子プロセス全てを kill しようとします。 子プロセスを完全に kill し終わるまでに数秒かかるかもしれません。 その後、親プロセス自身が終了します。 処理中のリクエストは全て停止され、もはやリクエストに対する 応答はされません。

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緩やかな再起動 2n3z2f

シグナル: USR1
apache2ctl -k graceful

親プロセスは USR1 あるいは graceful シグナルを受け取ると、子プロセスに現在のリクエストの処理の後に終了する (あるいは何もしていなければすぐに終了する) ように助言します。 親プロセスは設定ファイルを再読込して、ログファイルを開き直します。 子プロセスが徐々になくなるに従って、 新しい世代の設定による子プロセスに置き換えていきます。 そして、これらが新たなリクエストに即座に応答し始めます。

このコードは常に MPM のプロセス制御ディレクティブの設定を重視しますので、 クライアントのリクエストを扱うプロセスとスレッドの数を再起動の処理中も 適切な値に維持されます。。また、次のようにして StartServers パラメータでの 希望の数の両方を維持しようとしています。

mod_status を 使用している場合は、USR1 シグナルが送られた際に サーバ統計がゼロに設定されないことに 注意してください。 サーバが新しいリクエストに応答不能な時間を最小にするように (リクエストは OS によってキューに追加されるので絶対に紛失はしません)、 また同時に、希望のチューニングパラメータを守るように コードは書かれています。 このようにするために、世代をまたがった全子プロセスの追跡に使われている スコアボードを維持しなければなりません。

status モジュールは、緩やかな再起動以前から開始して リクエストに応答し続けている子プロセスを特定するために、 G を使うこともします。

現在、USR1 を使うログ移動スクリプトでは、 再起動前の子プロセスがログを書き終わったことを確証する方法が ありません。古いログに対して何かする前に、 USR1 シグナルを送った後いくらか適当な時間待つことを 提案します。例えば、帯域の狭い通信路のユーザのリクエストのほとんどが 10 分以下で完了しているということが分かっていれば、 古いログに何かする前に 15 分待つということです。

再起動が発行されると設定ファイルの構文チェックがまず走り、 設定ファイルに (構文上の) 誤りがないかチェックされます。 誤りがあった場合エラーメッセージでその旨が示され、サーバは再起動されません。 こうすることでサーバが終了しているけれども再起動できないという状況を 防ぎ、サーバが機能不全な状態になるのを防いでいます。

ただしこれでもサーバが正しく再起動することは保証されません。 設定ファイルの意味的な内容を構文と同様に検証したい場合は、 非 root ユーザで httpd が既に必要なポートにバインドしているため) に失敗するでしょう。 これ以外の理由で起動に失敗したのであれば、 それは設定ファイルのエラーで、 緩やかな再起動を行う前にその誤りを修正しなければなりません。

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急な再起動 2kz4w

シグナル: HUP
apache2ctl -k restart

HUP あるいは restart シグナルを親プロセスに送ると、 TERM と同様に子プロセスを kill しますが、 親プロセスは終了しません。 設定ファイルを再読込して、ログファイル全てを開き直します。 その後、新しい子プロセスを起動して応答を続けます。

mod_status を使っている場合は、HUP が送られた場合に サーバ統計がゼロに設定されることに注意してください。

graceful 再起動時は、再起動前に構文チェックが行われます。 もし構文エラーがあればその旨が示され、再起動は行われません。
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緩やかな停止 49192q

Signal: WINCH
apache2ctl -k graceful-stop

WINCHgraceful-stop シグナルを受け取ると、 親プロセスは子プロセスに現在処理中のリクエストの後に終了する (あるいは処理中のものが何もなければ直ちに終了する) ようにアドバイスします。 その後親プロセスは GracefulShutdownTimeout で設定した時間が過ぎると、親プロセスも終了します。 タイムアウトに達した場合、残りの子プロセスには TERM シグナルが送信され強制的に終了されます。

"graceful" 状態の場合 TERM シグナルを受け取ると、 親プロセスも子プロセスもすぐに終了します。しかしながら PidFile が削除されてしまっているので、apache2ctlhttpd にこのシグナルを送ることはできません。

graceful-stop を使うとまったく同一に設定された 複数の httpd を同時に実行することができます。 httpd を緩やかにアップグレードするのにはとても便利ですが、 設定ファイルによってはデッドロックやレースコンディションを 引き起こすこともあります。

ディスク上のファイルを使うもの、たとえばロックファイル (httpd が互いに衝突しないように気をつけなければなりません。

rotatelogs が同じファイルを同時に rotate しようとすると、互いにログファイルを破壊してしまいます。

翻訳済み言語:  tr 

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